そろそろ日が暮れそうです。
こんにちは、てまりりです。
本日は山形県肘折温泉で購入した鈴木工人の肘折系こけしさんをご紹介します。
いざ、鈴木こけし店へ
この日は肘折温泉に宿を予約していたので、鈴木こけし店は車で少し山の方へ上がっていくと到着しました。
この看板の奥のアトリエの入り口にはまた大きなこけしさんが立っていました。
肘折系こけしは鈴木さんが最後の工人
とても親しみやすく、親切にこけしについて説明してくださった鈴木工人。
なんでも肘折系こけしは鈴木さんのあとにはもう、後継者はいないのだとか。
また、山形県の肘折系こけし紹介ページによれば
現在、地元で継承する工人は鈴木征一氏ただひとり。肘折こけしは、新型の影響を大きく受けることがなく、120年前の原型に忠実に今も伝統が受け継がれています。
引用元:http://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110010/kogeihin/cate10-06.html
とのことなので驚きと同時になんだか寂しさもこみ上げてきてしまいました。
120年前から受け継がれているだなんて、感慨深いですよね。
鈴木工人はご自身もこけし収集をされているらしく
アトリエ内には他の工人さんが創ったこけしさんも飾ってありました。
型は鳴子系、描彩は遠刈田系が色濃いながらも、肘折系を象徴するのは、やはりパッと目を引くこの表情。三日月形の目元、輪郭を描いたくちびるはじつに個性的です。また、元来子どものおもちゃとして作られたため、大型のものは頭抜きをした頭部に小豆を入れて、音が鳴る仕組みになっています。
戦前後で大きく形態が変わらないため、収集家が多いのも特徴です。
引用元:http://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110010/kogeihin/cate10-06.html
そうなんです。肘折系のこけしさんはシャカシャカ音がするのです。
鈴木工人ご本人から説明いただいてはいないのですが、笑
まさか小豆が入っているとは…ちょっと予想外でした。
今回もまぁそれはそれは悩んで、今我が家にいるこけしさんとのバランスも考えたりしながら黄色いこけしさんを選びました。
帰りも、翌日にお伺いする予定の工人んさんのご自宅へ行くのに迷うことのないよう地図まで書いてくださり、本当に工人さんはなぜ皆んなにも優しい方が多いのだろうかと、もはや不思議になってしまいました笑
120年もの間受け継がれてきた肘折系こけし。
なんとかして今後も残していくことはできないものかと、切なくなってしまった東北での夕方でした。
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