どうもこんにちは!てまりりです。
本日は自分的に初の女性の工人、梅木工人の山形県蔵王高湯系こけしについてご紹介します。
梅木工人のこけしさんも、事前にSNSやインターネットで調べ倒していました笑
しかしなかなか梅木工人のこけしを扱っているお店をみつけることができず、別の工人さんに梅木工人のこけしはどうしたら手に入るか尋ねてみたら、なんとその場で梅木工人に電話をかけてくださり、翌日にご自宅へお邪魔させていただくことになりました。笑
このように色々な人の優しさや助けのおかげで無事にたどり着くことができたのです。
※梅木工人のご自宅の住所は個人情報ですので割愛させていただきます。
蔵王高湯系こけし
ではまず、蔵王高湯系こけしの特徴について。
現在、山形市にはふたつの系統が伝わり、「山形作並(さくなみ)系」は初代・小林倉治が万延元(1860)年、仙台藩作並の木地師に弟子入りし、その後、山形の旅籠町で木地業を開いたのが始まりで、「蔵王高湯系」は明治20(1887)年頃、福島の秋保方面から蔵王温泉に伝わったといわれています。
引用元:http://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110010/kogeihin/cate10-03.html
伝統的な山形作並系こけしは、子どもの持ちやすさを考慮した、細い棒状の胴体が特徴です。一方、蔵王高湯系こけしは、丸みのある牡丹胴で、山形系より胴体が太くて短く、頭も大きいのが特徴です。どちらも胴には菊をはじめ、紅花やさまざまな植物が描かれます。
引用元:http://www.pref.yamagata.jp/ou/shokokanko/110010/kogeihin/cate10-03.html
つまり蔵王高湯系こけしは、現在の山形県内に二つあるこけし系統のうちの一つで、胴体が太く短く、頭が大きいのが特徴ということですね。
我が家にはこけしさんがかなりの数を連ねてきていますが、その中にいても蔵王高湯系こけしさんは特に頭が大きいとも、胴が太いとも感じたことがないので不思議です。笑
梅木工人はこれまでお会いしてきた工人さんの中でもかなりお若く、工人さんになる前は普通に会社勤めおされていたのだとか。
絵付けは20歳のころから始められたそうです。
ご自宅でさまざまなこけしを見せていただきました。
やはり女性が絵付けをされていると、男性の工人さんとはまた違った繊細さのようなものが宿るので不思議です。
この小さな子どもこけしちゃんをおんぶしているこけしさんは、梅木工人のオリジナルです。
どのこけしさんにしようか散々悩み、やっと決めることができました。
最近は私のように、東京から工人さんを尋ねて直接ご自宅までお伺いする女性が増えているのだそうです。
若い女子達よ、どんどんこけしの世界へいらっしゃい…笑
よく横浜高島屋や銀座三越・銀座松屋などの催事にも出店されているようなので、ぜひまたお会いできたらいいなぁ…と思ってしまうような、お優しい方でした。
今回もまた、思い出のこけしさんが一人増えました。
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