こけしについて語ります。

どうもこんにちは、てまりりです。

このカテゴリではひたすらこけしちゃんについてお伝えしていきます。


え?なんでこけし…という方は、まぁとりあえず読んでみてください。


私(僕)もこけし好き!!という方、共感していただけたらとっても嬉しいです。

ちなみにこれは我が家のこけしたちなのですが

全体のうち半分。

上段の棚にもう1セットずついます。


こけしって赤だけかと思っていたら、意外にカラフルなのね。

と、集めていきながら感じました。笑


ところで、皆さんはこけしが「創作こけし」と「伝統こけし」の2種類あるということをご存知でしょうか?

私はこけしの魅力に気づいた頃、全くそんなことは知りませんでした。


ええい、そんな基本的なことくらい知っとるわ!という方は、この先しばらくすっとばしてお進みください。



伝統こけしとは

伝統こけしとは、東北を中心に派生地域によって「⚪︎⚪︎系」といった流派を持つこけしのこと。現在、11系統あります。

以下は日本こけし工芸会さんのWebサイトから引用。


「伝統こけし」は江戸時代後期に発生した東北地方特産の民芸であり、発生地域により鳴子系、土湯系などと呼ばれ、夫々特有の形態や模様をもち、制作技法は師弟間に伝承されて今日に及んでおります。

引用元:http://www.kokeshi.net/kougeikai/sousaku.html



さらに、その11系統というのがこちら。

●福島県...土湯系

●宮城県...鳴子系、弥治郎系、遠刈田系、作並系

●山形県...山形系、蔵王系、肘折系

●秋田県...木地山系

●岩手県...南部系

●青森県...津軽系


それぞれの流派についてとってもわかりやすいのがこちらのサイト。

もっと詳細を知りたい!という方はぜひ覗いてみてださい。

キュートな唄まであります。

こけし系統覚え唄  "Traditional kokeshi mnemonic rhyme"


こけし職人は「工人」と呼ばれている

こけしを作る職人さんのことを”工人”と呼ぶのですが、

工人さんによって、こけしの表情や描かれる模様は全く異なり

それが受け継がれているというわけです。


創作こけしとは

※画像は柿澤こけし店で撮影させていただいた、創作こけしです


それでは伝統こけしについてお伝えしたところで、

お次は創作こけしがどんなものかご紹介しましょう。


創作こけしとは、簡単に言ってしまうと地域と流派や伝統とは関係なく

自由に絵柄やお顔を描くことができるこけしです。

これで二度目の登場になりますが…

日本こけし工芸会では以下のように定義しています。


「創作こけし」は作者個人の自由な発想により造形され、独自の技法を用いて制作されており、第二次大戦後の昭和22、23年頃、平和の使者の如く時流に乗って成長した工芸品です。

引用元:http://www.kokeshi.net/kougeikai/sousaku.html


じゃあ具体的にどんなこけしが創作こけしなの?というと…


例えば、群馬県発祥の「卯三郎こけし」。

ここのこけしは創作こけしの中でも有名で、

「みたことある!」という方も多いのではないでしょうか?


てまりりは埼玉生まれ埼玉育ちなので、お隣群馬県の卯三郎こけしは

昔からあらゆるところでよく見かけていました。

最近ではディズニーやドラえもんとコラボしたりと

さまざまなバリエーションのこけしが創られているようです。

それにしてもキュートですね!


以上が「伝統こけし」と「創作こけし」の違いでした。


どちらも本当にさまざまな工人さんがいらっしゃるので、

こけしに興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。


きっとこけしの魅力に引き寄せられてしまうと思いますよ!!!!笑


こけしの魅力とは

以前お会いした工人さんが

「一番緊張するのは顔を描くときだな。丑三つ時に一人ひとり、魂を込めてね」

と、おっしゃっていました。

一つひとつのこけしに作り手の魂が込められている…ということです。


おっしゃる通り、一つひとつのこけしは顔も模様も異なって

この世に二つと無いものを作っているんだな、という真心のようなものが

手に取ったこけしから伝わってくるのが

こけしの最大の魅力ではないかと思っています。


また、最近では工人さんの高齢化が進み、

決して容易ではないこけし職人の道を前に後継者が見つからず

もう引き継ぎ手が見つからない系統のこけしもあります。


そんな寂しさや切なさ、儚さも

「今すぐこけしを集めておかなきゃ!」とこけしフリークたちを掻き立てる

ひとつの理由なのかもしれませんね。


以上、こけしについて語る。でした。

てまりうた

日々いろいろ起きたことを備忘録として綴ります。

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